酒蔵日誌

仕込み(原料処理編)

初めまして。
目野酒造の野田と申します。
今回から「蔵しごと」の紹介をしていきます。
ここでは蔵での仕事の様子や私が関わっている
仕事について少しずつご紹介していければと思います。

最初に私自身の自己紹介を少ししておきたいと思います。
私は大学を卒業した後2011年の6月に縁あって
「国の寿」醸造元である目野酒造に入社しました。

現在社内ではお酒を造る製造の仕事を中心に
瓶詰めの仕事あるいは営業や輸出関係の仕事から
事務関係の仕事まで色々な仕事に関わらせてもらっています。

今の季節はお酒造りの真最中です。
今年の造りで自身2回目の造りとなりました。
年明けから清酒の造りが始まり
今年は3月の初旬頃まで仕込みの予定です。
ですがその後もお酒を搾ったり蔵の片付けまでを含めると
大体3月一杯頃までは一年の内でも一番忙しい時期でもあります。

仕込み(原料処理編)

今回は仕込み作業の初めの段階である
原料処理についてご紹介していきます。
清酒の原材料は基本的に水と米です。
ここでは翌日に蒸す米を洗米機で洗います。
毎日昼過ぎから洗い始め2時間程度で300kgほど洗います。

仕込み(原料処理編)

洗い終えた米は水に浸す浸漬(しんせき)段階を経て脱水をし
半切りという大きめのサイズの桶に入れておきます。
そして翌朝甑(こしき)という米を蒸す入れ物に米を入れ50分蒸します。

仕込み(原料処理編)

この洗米作業ですが大吟醸や純米大吟醸クラスの米になると
基本的には手洗いで行い浸漬時間にも非常に気を使います。
洗った米が水分を吸う吸水率の違いで蒸米の次の段階である
麹米や掛米に影響が出てきます。

酒造りの仕事はとても大変ですが3月の「国の寿・酒蔵まつり」に
向けてご来場頂いたお客様に搾りたての新酒を心から「美味しい!」
と感じて頂けるように日々「酒造り」に精進して参ります。
このブログでお酒について少しでも興味を持っていただければ幸いです。

/蔵男

 

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