酒蔵日誌

梅酒の仕込み

皆さんこんにちは。
今回の蔵しごとは
「梅酒の仕込み」について
ご紹介したいと思います。

6月になると酒蔵では梅酒の
仕込みが盛んに行われます。
当酒蔵では大体2年に一度の
ペースで梅酒を仕込んでいます。
今年はちょうど梅酒の仕込み年でした
のでこの工程をご紹介していきます。

★大吟醸仕込み梅酒「吟の梅」
梅酒の仕込み

当酒蔵で仕込む梅酒の種類は
「大吟醸酒ベース」のものと
「本格焼酎ベース」のものがあります。
これらはそのまま梅酒として
製品出荷するものもあれば
別のリキュール製品の原料として
使用するものもあります。

大吟醸で仕込んだものは
甘さ控えめな大人の味わいに。
そして焼酎で仕込んだものは
しっかりとした濃厚な味わいに。

それでは仕込みの工程に
ついて説明していきます。
今年仕込んだ梅の総量は
1,500kgでした。
500kgずつ3日間に
分けて仕込みを行いました。
まず梅を小分けにして
2度水洗いを行います。

梅酒の仕込み

次に洗い終えた梅を
網の上に広げ乾燥させます。
そして竹串を使い梅の実の表面に
まんべんなく穴をあけていきます。

梅酒の仕込み

これはお酒に漬け込んだ時に
梅のエキスがより溶け出すように
するためと逆に梅の実の中にまでお酒が
しっかりと浸み込むようにするためです。

この様に処理された梅は
お酒・氷砂糖と一緒に仕込み
容器に入れ約1年間熟成させます。
この間定期的に容器の中を混ぜ
品質が均一になるようにします。

梅酒の仕込み

こうしてじっくりと熟成された
梅酒は濾されたあと製品になります。
またお酒が中までしっかり浸み込んだ
梅の実も真空パックされ出荷されます。
おかげさまで当酒蔵の梅の実は
お客様よりご好評いただいております。
是非一度ご賞味下さい。

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